【活動報告】映画「旗本退屈男」幻の衣装展を開催しました
大衆文化研究国際ワークショップ・シリーズ講座「大衆文化の発見」INパリの一環として「映画「旗本退屈男」幻の衣装展」を開催し、5日間という短い期間ではありましたが、観覧者数3,478名(上映観覧者会場満員130名)と、盛況の内に終了することができました。俳優市川右太衛門が「旗本退屈男」で実際に用いた豪華着物114点のうち4点を選りすぐり、当時のポスターもあわせて紹介し、字幕付きで映画上映も行うというものでした。
○展示日時:2019年 10月22日(火)~26日(土)12:00 ~ 20:00
○上映日時:2019年10月24日(木)
◆19:00~ 映画上映プレゼンテーション:「『旗本退屈男』からみる日本映画史」
細川周平(国際日本文化研究センター・教授)
◆19:30~ 映画上映「旗本退屈男」 (松田定次監督 / 1958年製作 / 108分 / 日本)
○会場:パリ日本文化会館
○主催:国際日本文化研究センター、パリ日本文化会館、東映太秦映画村、東映株式会社、国立歴史民俗博物館
展示に関しましては、大人は豪華絢爛な着物の撮影に夢中で、「これが男物とは思えない」と目を見張っていましたが、子供は初めてのチャンバラ体験だったのでしょう、モニターに流れる映画のダイジェスト版に夢中で、役者の動きに合わせて剣を振る動作を真似るなどして楽しんでいました。映画上映に関しましては、細川周平教授のフランス語による上映プレゼンテーションが「日本の時代劇映画の歴史がとてもよくわかった。映画村の山口社長の紹介も面白かった」と好評で、伊達藩のお家騒動を描いた「旗本退屈男」(1958)につきましても、ついさっきまで命を狙っていた敵が、あれよあれよという間に味方になってしまうシーンなどで笑いが起こり、終劇時には大きな拍手をいただきました。
関連リンク:
○映画『旗本退屈男』幻の衣装展(パリ日本文化会館)
https://www.mcjp.fr/ja/agenda/kimonos-de-films-de-la-serie-mikazuki-le-samourai-gentilhomme-jp
○映画「旗本退屈男」上映及びプレゼンテーション(パリ日本文化会館)
https://www.mcjp.fr/ja/agenda/mikazuki-le-samourai-gentilhomme-jp
本展覧会及び映画上映は、人間文化研究機構機関拠点型基幹研究プロジェクト「大衆文化の通時的・国際的研究による新しい日本像の創出」により実施しました。
パリ日本文化会館
展示会場
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上映ホール