【開催報告】最先端メディア論講座シリーズ3「メディア論、メディア表現とファン文化」(MANGAlabo 7.3)
【開催報告】最先端メディア論講座シリーズ3「メディア論、メディア表現とファン文化」(MANGAlabo 7.3)
MANGAlabo公開ワークショップのレポート
最先端メディア論講座シリーズ3「メディア論、メディア表現とファン文化」
研究代表者:大塚英志
開催日:2019年12月15日(月)13:30〜16:30
開催場所:国際日本文化研究センター(セミナー室1)
参加人数:40名程度
報告:
米国デューク大学教授のトーマス・ラマール氏を迎えて「MANGAlabo7 最先端メディア論講座シリーズ3―メディア論、メディア表現とファン文化―」が開催された。メディア研究、アニメ・まんがとキャラクター文化としての妖怪の研究に関心のある学部生・大学院生を含む研究者及び一般の方を対象にして「北米大衆文化研究と妖怪」を中心に議論が行われた。コメンテーターとして伊藤慎吾客員准教授の登壇があった。
今回のワークショップにおいては妖怪・ホラー・メディアというキーワードをめぐって現代のメディア研究と大衆文化の姿を検討を行った。メインセッションとして、メディア学からアニメや漫画文化の研究を行っているトーマス・ラマール氏が、メディアとしての妖怪文化について講義を行い、メディア表現の展開の中で「恐怖」または「不思議」を表現する大衆の想像力にスポットが当てられた。他に大塚英志教授による「日本のアヴァンギャルドにおける妖怪」の発表、アルバロプロジェクト研究員によるメキシコ漫画におけるホラー表現についての報告も行われた。