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近世班 平成29年度研究会③ レポート

研究代表者:小松 和彦

開催期間: 平成30年3月3日(土)
開催場所: 国際日本文化研究センター 第3共同研究室
出席者: 9名+オブザーバー若干名
報告:

近世班の第3回研究会として、最初にリーダーの小松和彦から出席者に向けて、大衆文化プロジェクトにおける本研究会の位置付けの確認、および今回がこれまで日文研で行われてきた「妖怪文化」に関する共同研究20年を総括・展望するものだという趣旨説明が行われた。その後、国内からの2名の報告者による報告を得た。

報告の廣田龍平(筑波大学人文社会科学研究科 歴史・人類学専攻)「「妖怪文化」を超えて―21世紀妖怪研究の成果と展望」は、存在論的展開を援用した研究視角から行った小松編『進化する妖怪文化研究』(せりか書房、2017)の書評を通じて、これからの妖怪文化研究の展望を述べた。展望として、具体的には①データベースの拡充、②研究対象の展開、③「妖怪」概念の転回が、報告者より提示された。

常光徹「妖怪文化に関する共同研究に参加して」は、最初期の共同研究から参加していた氏から見た共同研究の意義と成果に関するコメントである。①民俗学的妖怪研究の枠を超えた、学際的な妖怪研究のきっかけとなる「場」を作ったこと②データベースの制作・公開③研究者同士のネットワーク構築および若手研究者の発見・育成を、共同研究の重要な意義と成果であることを強調した。

総合討論では、コメンテーターを中心に、各自がこれからどのような「妖怪文化研究」を行っていくのかについて、積極的な意見交換が行われた。最後に小松が、これまでの共同研究を振り返りながら、成果と問題点、そして今後の展望について述べた。

総合討論に参加したコメンテーターは以下の通りである。

香川雅信、佐々木高弘、福原敏男、松村薫子。

(木場貴俊)

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